看護師の休暇
92年5月、国家公務員に対して完全週休2日制が導入されました。
それをきっかけとして一般企業でも週休2日を導入する所が増え、医療機関でも看護師の方が週に2日休める所が増えてきました。週休2日が導入された翌年の93年には、公立・民間の病院で完全週休2日制を導入したところが50%を超え、隔週週休2日としたところが30%と、週休2日制は医療機関でも一気に広がりました。
2001年には完全週休2日制で勤務している看護師の割合が60%を超えるなど、以前と比べると大幅に増えてきているのが現状です。
現在では週休2日である所が一般的となり、逆に週1日休みという所は珍しくなってきています。
また、看護師でも就職をすると、一般企業と同じように「年次有給休暇」という給料が支払われる休暇をもらう事ができます。これは法律で義務付けられている、労働者のしっかりとした権利です。
夏季休暇や年末年始と同様に、長期に有給を取得してゆっくり帰省をしたりする人も増えており、働く人にとってはとても貴重な休暇であると言えるでしょう。
看護師の方の有給休暇の日数は勤務する病院によってまちまちではありますが、労働基準法では、勤務1年目で年間に10日、次の年から1日ずつ増えて年間20日まで取得できると定められています。
看護師の方の有給休暇についても、ほとんどの病院がこの基準にならって設定しているはずなので、勤務する際は確認しておくと良いでしょう。
病院によっては介護休暇や育児休暇なども利用できる所があります。
92年7月、厚生労働省では高齢化社会に対応するため、要介護者の範囲を配偶者・父母・子供とし、その介護の為の休業期間を3か月とする「介護休業等に関するガイドライン」を策定しました。
これによって看護師でも介護休暇制度が取り入れられ、身内の介護や看護での休業が法律として認められるようになったのです。
また、92年4月に施行された「育児休業等に関する法律(現育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律)」では、育児休業・休暇も法的に認められるようになりました。
看護師の方女性が多かったため育児による離職が多かったのですが、これによって少しずつ改善されてきています。看護師の方の育児休暇取得率は他の職業と比べると平均をやや下回っていますが、取得週数は他の職業よりも長くなっているようです。
このように、看護師を一生の仕事とできるよう様々な休暇制度が整えられ、それぞれの病院で対応されつつあります。